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甲状腺の病気について

甲状腺は首にあるのどぼとけの前側に位置し、生命維持に不可欠なホルモンを分泌する大切な臓器です。

甲状腺ホルモンの働きと役割

甲状腺から分泌されるホルモンは、主に心臓、消化管、神経などの全身の臓器の代謝を活性化させる作用があります。このホルモンが適切に分泌されることで、私たちは毎日大きな問題なく健康に生活できています。

甲状腺機能の異常と主な症状

ホルモンの分泌量に異常が生じ、出すぎたり(甲状腺機能亢進症)、逆に不足したり(甲状腺機能低下症)すると、体にさまざまな症状があらわれます。

甲状腺機能亢進症が疑われる症状 発汗、動悸、息切れ、下痢、体重減少、不眠、易怒性(怒りっぽい)、不安・焦燥感など
甲状腺機能低下症が疑われる症状 だるさ、倦怠感、疲れやすい、むくみ、体重増加、コレステロール高値など

甲状腺機能異常に関連する疾患

診断名としてはバセドウ病橋本病であるケースが多く見られますが、稀に以下のような病態が隠れていることもあります。

  • 亜急性甲状腺炎
  • 無痛性甲状腺炎
  • プランマー病(機能性結節)

甲状腺結節(できもの)の診断とエコー検査

ホルモン数値が正常であっても、甲状腺結節と呼ばれる「できもの」が見つかる場合があります。これらは甲状腺癌との鑑別を行うことが非常に重要であり、定期的なエコー検査によるフォローアップが欠かせません。

多くの場合、大きな変化がなければ画像診断による経過観察を行いますが、初診時や形態・性状に変化が認められた場合には、細胞診検査が必要です。細胞診は甲状腺に細い針を刺して直接細胞を採取し、良性・悪性を調べる検査です。

精密検査が必要と判断される場合には、速やかに適切な基幹病院をご紹介させていただきます。

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