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働く世代と糖尿病

[2020.02.17]

こんばんは、今回は少しまじめな話題提供です。

 先日、ミッドランドスクエアにて開催された中部ろうさい病院主催の「就労と糖尿病治療の両立」フォーラムに参加してきました。前回までは主催する側の立場でしたが、今回からは参加者として改めて働く世代の慢性疾患の治療継続について考える機会となりました。

 糖尿病は「がん」や「メンタル」などの病気と異なり、自覚症状がほとんどないためにさしあたり仕事を続けることが可能です。血糖値を把握することも自宅では難しく、なかなか病識(病気であることを認識すること)が芽生えず、仕事の多忙さを理由に通院が中断してしまうケースが多い病気です。勤務医時代は通院中断され、HbA1cが大幅に悪化し、足壊疽、網膜症や腎障害が進行してしまった患者さんのケースを何度も開業医の先生方からご紹介いただいていておりました。

 無治療状態で放置した糖尿病は結果的に60~70歳代以降と年を重ねてから、長年の高血糖を放置した期間の代償として心臓や脳の病気や透析導入、眼や神経の合併症を発症することになります。これは個人の問題だけでなく、結果的に医療費の高騰、社会保障費の増大など国レベルの問題としても喫緊の課題となっています。

 フォーラムではさまざまな視点から働く世代の糖尿病治療をいかに継続していくかについて活発な議論がありました。具体的にはオンライン診療の導入や、両立支援に向けた診療報酬制度の改定など踏み込んだ議論もあり、今後も注視していこうと思いました。

 当院でも現役世代である若年~中年世代の方々には、なるべく薬剤費、内服や注射回数、通院間隔などご相談できるように引き続き配慮していこうかと考えています。私だけでなく、スタッフにもお気軽に相談いただけましたらと思います。よろしくお願いいたします。

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