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血糖値を安定させるコツ

糖尿病の管理では、「血糖値が急に上がったり下がったりしないようにすること」がとても大切です。血糖値が安定すると、体調も良くなり、合併症のリスクを減らすことができます。

知ってほしい血糖値のお話 vol.1 空腹時血糖と食後血糖について - おおやぶ内科・整形外科
今血糖値を安定させるためにできる「生活習慣の工夫」を紹介します!

1. 食事のポイント:血糖値を急に上げない食べ方

食事の内容や食べ方によって、血糖値の上がり方が変わります。

「食べる順番」を意識する

「野菜 → たんぱく質(肉・魚)→ 炭水化物(ご飯・パン)」の順番で食べると、血糖値がゆるやかに上がりやすくなります。特に野菜(食物繊維)を最初に食べると、糖の吸収がゆっくりになり、血糖値の急上昇を防ぐことができます。

「主食の量」を調整する

ご飯やパン、麺類などの炭水化物を一度に食べすぎると、血糖値が急上昇します。
「ご飯の量を少し減らす」「雑穀米や玄米にする」などの工夫をすると、血糖値の上昇を抑えることができます。

「間食」は血糖値を安定させるものを選ぶ

どうしても小腹がすいたときは、ナッツ類・チーズ・ヨーグルト(無糖)・ゆで卵など、血糖値が急上昇しにくいものを選びましょう。

「食事の時間」を一定にする

毎日バラバラな時間に食事をとると、血糖値が乱れやすくなります。
できるだけ、朝・昼・晩の食事時間を一定にすることを意識しましょう。


2. 運動のポイント:毎日少しずつ動く

運動は血糖値を安定させる効果があります。でも、「ハードな運動をしないとダメ」というわけではありません。

「食後30分以内」に軽く動く

食事のあとに10分程度のウォーキングをすると、血糖値が上がりにくくなります。
「家の周りを散歩する」「掃除をする」「買い物に歩いて行く」など、無理なく続けられることを取り入れましょう。

「ながら運動」でムリなく続ける

テレビを見ながら足踏みをしたり、歯磨きをしながらかかと上げをするなど、生活の中でちょっとした運動を加えるだけでも効果があります。

「週2~3回」の軽い筋トレをプラス

筋肉を増やすと、血糖値を下げる力が強くなります。
スクワットや腕立て伏せ、ゴムバンドを使った軽い運動などを取り入れてみましょう。


3. 睡眠のポイント:質の良い睡眠で血糖値を安定させる

睡眠不足は、血糖値のコントロールを悪くすることがわかっています。

毎日同じ時間に寝る・起きる

生活リズムを整えることで、ホルモンバランスが安定し、血糖値も安定しやすくなります。

寝る前にスマホやテレビを見すぎない

ブルーライトの影響で睡眠の質が下がることがあります。
寝る1時間前にはスマホやテレビを控えると、深い眠りにつきやすくなります。

寝る直前に食べすぎない

寝る前に食べると、血糖値が高い状態が続きやすくなります。
寝る2時間前までに夕食を済ませるのが理想的です。


4. ストレス管理のポイント:血糖値を乱さないために

ストレスが多いと、血糖値が上がりやすくなります。
ストレスを溜めすぎないように、リラックスする時間をつくることが大切です。

深呼吸やストレッチをする

緊張したりイライラしたときは、深呼吸を5回してみましょう。
ストレッチをしたり、軽く体を動かすのも効果的です。

趣味や好きなことを楽しむ

好きな音楽を聴いたり、映画を観たり、気分転換をすることも大切です。

寝る前にリラックスタイムを作る

お風呂にゆっくり入ったり、読書をするなど、心を落ち着ける時間を作ると、ストレスが減りやすくなります。


5. こんなときは注意!血糖値が乱れやすい生活習慣

朝ごはんを抜く → 血糖値が乱れやすくなる
夜遅くに食事をとる → 寝ている間に血糖値が高くなりやすい
お酒を飲みすぎる → 血糖値が不安定になり、低血糖のリスクも上がる
運動を全くしない → 筋肉が減ると血糖値が上がりやすくなる
ストレスを溜め込みすぎる → 血糖値のコントロールが乱れる


まとめ

血糖値を安定させるためには、「ちょっとした習慣」を意識することが大切です。

食事は「野菜→たんぱく質→炭水化物」の順番で食べる
食後30分以内に軽く体を動かす(10分ウォーキングなど)
毎日同じ時間に寝て、睡眠のリズムを整える
ストレスを溜めすぎないように、リラックスする時間を作る

まずは、「食後に10分歩く」「寝る前にスマホを控える」など、できることから始めてみましょう!

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